福祉用具専門相談員の資格を取得するためのカリキュラム

福祉用具専門相談員の資格を取得するためのカリキュラムは厚生労働省で定めてあり、講習を担当する講師についても厳しい要件が挙げられています。年々高齢化が加速し、質の高い介護サービス提供が求められる中、民官あげての取り組みがなされています。

 

ある厚生労働省の所管一般社団法人では、福祉用具専門相談員の研修用のテキストが編集、発行されています。このテキストの内容に少しふれてみましょう。

 

介護保険制度、高齢者の保健、福祉関連の法律制度、高齢者の心理、医学の基礎、介護の基礎、リハビリテーションについて、ケアマネジメントについては、介護に携わる前に習得すべき基礎知識です。

 

さらに学習内容は各種福祉用具の定義と利用の目的、福祉用具の消毒、住宅改修の基礎知識に及んでいます。このテキストは厚生労働省が指定した研修先で使用されているものですので、講習のカリキュラムはほぼこれに等しいといえます。

 

各研修機関により多少の違いはありますが、時間は全40時間と決められています。全40時間の割り振りは、老人保健福祉についての講義が2時間、介護に関する基礎知識、介護技術、福祉用具の活用の講義が20時間、高齢者の心理やリハビリテーション、医学についての講義が10時間、最後に8時間の演習を行います。

 

演習では実際に福祉用具を使用する実習ということになります。また、シルバーサービス認定事業所として認定している事業所の従業員は、全50時間の講習を受講しています。シルバーマークを掲げている福祉用具専門相談員ということで安心して利用者に活用して頂くことを目指しています。

 

全40時間の講習に比べると、演習時間が16時間と多くなっており、より実践的な講習になっています。演習では、作業療法士や理学療法士の元、排泄関連、入浴関連、移動、移乗関連、床ずれ防止関連、視聴覚関連、食事関連、衣類関連と幅広く実習を行います。

 

通常、5、6日で研修を終了していますので内容の濃い講習となります。