福祉用具専門相談員の試験の合格率はどれくらい?

超高齢社会に伴い、近年、介護人材の増加を目的にあらゆる種類の介護関連の資格が生まれました。1987年に創設された介護福祉士、社会福祉士制度におけるこの資格は国家資格で数年間の実務経験や何年間かに及ぶ学習、試験が必要になります。

 

2000年の介護保険制度と共に歩み出したケアマネジャーの試験もかなりの労力の上、合格証を手にする人は少なくありません。

 

それに比べ、介護関連の中でも難易度が低いのが福祉用具専門相談員の試験です。厳密にいうと、試験はありません。厚生労働省が主となって行う講習を受講すれば、修了証を手にすることができます。試験の合格率は、100%に近いのではないでしょうか。

 

この講習は40時間〜50時間程のもので、費用も4、5万程度です。福祉用具専門相談員となれば、利用者が介護保険の対象となる福祉用具を貸与、購入する際に最もサポートする存在です。

 

福祉用具とは、車椅子、ベッド、褥瘡予防用具、体位変換器、てすり、スロープ、歩行器、痴呆性老人徘徊探知機、腰掛便座、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトなどです。

 

講習では、介護保険制度、福祉関連の制度、高齢者の保健や心理、医学、介護の基礎をまず学びます。さらに、福祉用具の定義や利用目的や使い方、住宅改修の基礎などを学びます。最後に実際に福祉用具を使用しながら実習に取り組みます。

 

厚生労働省が定めたカリキュラムにそって、各民間研修機関や、専門学校、通信講座、ハローワークなどで実施していますが、どの機関でも試験はありません。そのかわり、その講師には、厳しい要件があり内容の濃い講習となります。

 

福祉用具専門相談員になってから、実践的に現場で働けるような質の高い講座ですが介護の世界が初心者の方でも受講が可能です。

 

55歳以上の方向けに、各自治体のハローワークがこの講習を参加費無料で実施をしています。介護の世界には何歳からでもチャレンジができるということですね。